みなさんは自分に向いている仕事が何かわかりますか?
または今の仕事は自分に向いている仕事でしょうか?
今回は自分に向いている仕事というのは自分では探すことが難しい理由について紹介します。
向いている仕事は誰もわからない
まずは自分に向いている仕事を自分で探せない理由について紹介していきます。
要因は様々ですが、今回は3つの理由について紹介します。
自分の適性ってどこまでわかっていますか?
まず1つ目は、「自分の適性をわかっていない」ということです。
あなたは自分の適性をわかっているでしょうか?
多分この質問をすると自分の得意なことを想像するでしょう。
話すことが好きだから誰かと会話する仕事の適性があるとか
運動が得意だから子供たちに運動を教えることに適性があるとか勉強が得意だから先生になれるとかです。
ではあなたの好きなこと自体が適性があることといえるでしょうか?
好きなことと仕事としての適性を誤認してはいけないのです。
その理由は、仕事はお金を稼ぐためにやることであり、好きなことをやることと目的が違うからです。
歌が好きでも歌が下手であれば歌手にはなれないでしょう。しかし曲を作ることはできるでしょう。
好きなことと適性の違いをよく理解せずに考えてしまうことが逆に自分の適性がわからなくなっている理由なのです。
向いている状態を説明できるか?
2つ目は「向いている状態を説明できるか?」ということです。
向いているというのは仕事についてです。
この仕事向いているなーと感じた経験ってありますか?
私は1年だけ営業を経験したことがあります。私は人と話すことが好きであり得意と感じていたので、希望して営業に異動しました。
しかし向いていると感じませんでした。その理由はいわゆるビジネスマナーというのが苦手だったのです。
社内であれば許されることも社外では許されませんし、まして営業は受注という結果を残さなければなりません。
人と話すことが好きということは営業に向いていると思ったが、そうではなかった典型だなと感じました。
結局私は転職をし、社内の業務改善を推進するような立場となり、今の仕事はとても向いていると感じています。
なぜなら社内なのでビジネスマナーがほぼ必要ないからです。
仕事で向いている状態を説明できたり、体験もしていない仕事に向いていると自信を持っていえるでしょうか?
他人の意見は当てにならない
最後は「他人の意見は当てにならない」ということです。
簡単にいえば、他人は人の人生に興味もなければ、責任を取る気なんてありません。
そんな他人を意見は当てにできないでしょう。しかしなんとなく仕事が自分よりできたり、
目上の人の意見となるとなんとなく耳を傾けてしまうのが人間でしょう。
しかしその人が本当にあなたのことを思って言っていたとしてもその意見に責任はないのです。
向いている仕事は自分で探すのは難しいが、他人の意見も当てにならないということが事実です。
ではどうすれば向いている仕事を見つけることができるでしょうか?
向いている仕事は向いている仕事と感じることが大切
では向いている仕事はどうすれば見つけられるのでしょうか?
答えは結局自分の中にあるということの理由について紹介していきます。
仕事を楽しいと感じられるか
まず「仕事を楽しいと感じられるか」ということです。
大前提として仕事が自分に向いているか判断するためには、その仕事をしてみないとわからないのです。
そして仕事の内容よりも会社の特徴やその会社にいる社員によることも大いにあることを理解しておいたほうがいいでしょう。
そして今の仕事が楽しいと感じているならば、まずその仕事があなたに向いているといっていいでしょう。
仕事ではないかもしれません。仲間といることが楽しいかもしれませんし、希望した会社に就職できたことが、楽しい理由かもしれません。
しかし仕事をしていて楽しいと感じられる人はそうそういないでしょう。
なので、仕事をしていて楽しいと感じられるなら向いている仕事をしていると自信を持っていいでしょう。
やってもいいと感じられる仕事かどうか
次は「やってもいいと感じられる仕事かどうか」です。
仕事ですから楽しいと感じないことも多いでしょう。
楽しいと感じられないからといってこの仕事は向いていないと簡単に決めつけることはよくないでしょう。
ここで大切になるのは、やってもいい仕事、つまりこの仕事を続けてもいい仕事と感じているかということです。
仕事はお金をもらうためにするものだが、やる価値を感じられるかどうかが向いていると感じるところにつながります。
今の仕事が楽しくなくても、やる価値を感じているのであれば、その仕事はあなたに向いている可能性があるでしょう。
活躍したいと思える仕事かどうか
最後は「活躍したいと思える仕事かどうか」です。
楽しくもない、続けたくない仕事であっても、活躍したいかどうかという軸で自分の仕事を見てみてください。
活躍したいというのは、結果を残したいと思えるかどうかです。簡単にいえば自分のキャリアップに利用できるかどうかということです。
仕事は自分の成長のためという部分もあります。
成長するために今の仕事を利用できるかという観点で見ると、活躍することが自分の成長につながるということが見えてくるでしょう。
今の仕事が向いていないと感じていても成長のために向いている仕事かもしれないということです。
仕事が向いているかどうか考え方、見方を変えるだけガラッと変わるのです。
あなたにとって向いているといえる状態を考えてみる
あなたにとって向いている状態はどういうことか定義付けてみるとおもしろいかもしれないです。
そして仕事が向いている状態はあなたの置かれている立場や状況によって変わることということもよく理解しておくべきでしょう。
また向いていると感じていない人の多いということです。
それはチャンスでもあり、向いていると感じないことが普通であることを理解できます。
仕事は生活のために割り切る人もいるでしょう。しかし大人になれば仕事に割く時間を多くなります。
向いているということに善悪はないが、
向いていると感じているほうがいいかなというぐらいの感覚で受け止めてもらえればと思います。