仕事をする上で最も悩みが多いといわれているのが、
人間関係です。
会社員になって人間関係で悩んだことのない人は本当にラッキーといえるでしょう。
しかし定年まで会社員をするのであれば、確実に1回は人間関係でつまずくことがあるでしょう。
今回はそんな職場の人間関係で上手くいかない理由と
人間関係を簡単に改善する方法について紹介していきます。
職場の人間関係で悩んでいる人は多い
職場の人間関係で悩んでいる人はとても多いようです。
あるアンケートでは8割もの人が職場の人間関係で悩んでいると回答したそうです。
まず覚えておいて欲しいことは、人間関係で悩んでいるのはあなただけではないということです。
逆にいってしまうとそれほど解消が難しく、
なおかつ多種多様な要因があるともいえます。
職場の人間関係がうまくいかない原因
ではここから職場の人間関係がうまくいかない原因を
関わる相手ごとに紹介していきます。
・先輩・教育係
・同僚
・上司
職場の人間関係では組織の立場が大きく関わることが多いので、
原因を探るには相手から考えることがいいでしょう。
先輩・教育係からいじめられる
最初は先輩や教育係からいじめられるということです。
新卒であれば、味方でいてほしい1番近い先輩によるいじめなどで悩んでしまうということです。
先輩との関係においては、本人・先輩どちらにも原因が考えられます。
先輩の原因は単純に後輩であるあなたを潰したいことにあるでしょう。
例えばあなたが優秀すぎて、先輩である自分が抜かれてしまうことを恐れているということが考えられます。
またはその反対であなたが仕事をこなすのが遅かったり、ミスが多いなど迷惑をかけている。
という原因も考えられるでしょう。
あなたが優秀であろうが、迷惑をかけるほど出来ない会社員であることが原因ともいえます。
先輩との人間関係は
「先輩が求める後輩になる」か「先輩自体を変える」こと以外に解決することは難しいでしょう。
同僚から仲間外れにされてしまう
2つ目は同僚や同期たちから仲間外れにされてしまうということです。
同期から仲間外れにされてしまう原因は学校でのいじめとは少し違う場合があります。
社会人は学校ではないので、プライベートまで仲良くする必要はありません。
そのためプライベートで付き合いたい人を選択している可能性があります。
同期から仲間外れにされているのはいじめのような体験がない限り
仲間外れではなく、単純にドライな関係を好む同期が多いかもしれません。
会社員になると同僚だから仲良くするという考えは通用しません。
あなたが同僚みんなから嫌われていて、仲間外れにしていようと何ら問題はないということです。
上司とのコミュニケーションがうまくいかない
最後は上司との関係性です。これが1番悩ましいかもしれません。
ぶっちゃけ年齢が違ったり、社会人経験が違う人間と付き合うため
コミュニケーションがうまくいかないのは普通だと思ったほうがいいでしょう。
上司とコミュニケーションがうまくいかない理由は互いに求めているものが違う可能性があります。
例えば上司は部下と距離を縮めたいと思っているものの、
部下は会社の人とは一定の距離を保ちたいと考えているといった場合です。
この場合だと求めていること、実現したいものが相違しているため
どうしてもコミュニケーションにずれが生じてしまい、
コミュニケーションがうまくいかないと感じてしまうのです。
職場の人間関係をどうやって改善するか？
職場では様々な立場の人と人間関係がうまくいかないことが
多いことが理解できたのではないでしょうか。
続いて職場の人間関係を改善する方法について紹介していきます。
人間関係を改善するためには自分の意識や行動を変えなければならないことを忘れないでください。
職場の人間関係はうまくいかないものと思う
「職場の人間関係はうまくいかないものと思う」ということです。
簡単にいってしまえば、職場において良好な人間関係を築くことを諦めるということです。
あなたはなぜ会社で働いているのでしょうか？
その目的に仲のいい人間を見つけたいという人はいるでしょうか？
職場での人間関係をよくすることは仕事を円滑に進める手段であって目的ではないです。
そのため、良好な人間関係を築こうとがんばろうとせず、
仕事を円滑に進めるうえで必要最低限の人間関係を築くように努力すること
で無駄に悩むことはなくなるでしょう。
相手を変えようとしない
2つ目は「相手を変えようとしない」ということです。
例えば
「先輩の仕事なのに、やってあげたのだから感謝の言葉ぐらいほしい」とか
「どうしていつも怒ったような口調でしか指摘ができないのか」
など相手にこうしてほしい、またはこうすべきと思う感情は誰しもあるものです。
しかし人間関係の悩みをこういった相手に自分の思った通りに変わってほしいと願うことから始まります。
なので諦めしょう。そもそもあなたに相当な力がない限り
相手を変えることなんてできません。
相手を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。
コミュニケーションの方法を変えたり、意識自体を変えてみてください。
相手に何も望まずに、自分を変えてみる意識を持つことで
職場に人間関係はかなり改善されるでしょう。
とにかく色んな人に悩みを話し続ける
最後は、「とにかく色んな人に悩みを話し続ける」ということです。
話すことで、「ストレスの発散」と「新たな助言」をもらえるかもしれない
という2つの効果があります。
ストレスの発散は、職場ではつらい人間関係であっても
友人や恋人と会話をしていることは何らストレスを感じないでしょう。
職場の人間関係のストレスと違う良好な人間関係で上書きしてしまうということです。
そうすることで、いつもストレスがかかっている状態ではなく、
ガス抜きをすることができます。
新たな助言をもらえるかもという点では
とにかくたくさんの人とコミュニケーションを取ることが大切です。
結局人間関係は会話をすることになるので、たくさんの人と
会話をする経験を積むことで、自分のコミュニケーションスキルの向上が期待できます。
先ほどの自分を変えるということにもつながりますが、
たくさんの人と会話することで、たくさんの引き出しを持ち、
相手によってコミュニケーションの方法を変えられると
職場の人間関係を改善していくでしょう。
すぐ逃げるのではなく、職場の悩みは自分の成長機会と捉える
職場の人間関係で悩み、転職を考える人は多いでしょう。
でもどんな会社でも少なからず、職場の人間関係に問題はあります。
転職先で良好に人間関係を築けるかどうかはわかりません。
しかしもしあなたが人間関係の悩みを解消できたとしれば、
それは大勢を救うことになるかもしれません。
職場の人間関係での悩みは悩みとはとらえずに
自分自身に与えられた試練であり、成長の機会だと
とらえることができれば、社会人としても人間としても
成長できるかもしれません。