サラリーマンで優しい人間は確実に食い物にされる
「人には優しくしなければならない」と教えられた人は多いのではないでしょうか？
好きなタイプを聞いたときに「優しい人」と答える人が多いように思いませんか？
人生を生きていく中で他者との関係を円滑に進めるためには「優しさ」というのは重要でしょう。
しかしながらサラリーマンという立場においては、「優しさ」は必要ない。
もしくは優しさを持っていることによって、食い物にされてしまうといえます。
なぜサラリーマンに優しさは必要ないのか紹介していきます。
組織運営においてどうしても狙い撃ちされる人間が必要
1つ目は「組織運営においてどうしても狙い撃ちにされる人間が必要」ということです。
簡単にいえば、「いじられキャラ」が組織の中には必要ということです。
「なぜ優しい人が狙い撃ちにされてしまうのか」、
そして「なぜ組織にいじられキャラが必要なのか」について簡単に説明します。
まず組織にいじられキャラが必要な理由は「組織には上下関係があることが安心感につながるからです」ということです。
いつもいじられているキャラがいると「あいつより自分はいい立場にいれているな」と感じることが
組織で生きることにとって必要なことだからです。
優しい人は人に無害であることが多いでしょう。攻撃されないと思う人を狙い撃ちにしやすいといえるでしょう。
会社という組織の中では優しさを持っている人はいじられキャラになって、生きづらい環境になるかもしれないということです。
優しさは仕事においては裏切られることが多い
2つ目は「優しさは仕事において裏切られることが多い」ということです。
お客さんのために優しく接しても、簡単に競合他社に乗り換えられたみたいな経験はありませんか？
仕事が人がするものです。しかし人と人との関わり合いを重要視しないものが仕事だともいえます。
お客さんもあなたに優しくされたことはわかっているでしょう。
しかしその優しさよりも合理的なものを仕事は必要とするのです。
仕事において成果を出す要素として、「優しさはいらない」が、
人として必要な優しさを持っている人が多いので、裏切られるという感覚になってしまうのです。
会社は学校ではない
最後は「会社は学校ではない」ということです。
学校は「社会性が重要な環境」といえます。
人との関わり合いなどのような人間関係を学び、それが一番重要な環境です。
しかし会社においては、人間関係はとても大切なものではあるものの、
人間関係や人との付き合い方はもう教えてはもらえないのです。
自分で問題に気づき、自分で解決するしかないのです。
優しさは学校では大切であり、人に優しさをもって接することを正しいと教えてもらい、
実行すると褒められるでしょう。
しかし会社では人に優しくしたとしても、成果が出なければ、評価されることはありません。
人間としては「優しさ」は必要だと学校で学ぶにも関わらず、
社会人になると、「優しさは重要ではない」と自分で気づかなければならないということです。
人に優しくするのは親しい仲だけにしたほうがいい
サラリーマンの立場としては、人に優しくすることよりも大切にすることがあることを紹介していきます。
もし人に優しくするのであれば、親しい仲だけにとどめるべきでしょう。
仕事ではずる賢い人間や悪い人間も多い
まず会社という組織と学校などのコミュニティの違いは、「自分と似た属性の人と関わる頻度」です。
学校やプライベートでは自分と仲のいい、気心の知れた人と付き合うことが多いでしょう。
そういった関係性においては、
優しさはとても必要になることをみなさんも理解できるのではないでしょうか？
しかし仕事、会社となると嫌いな上司、すぐクレームを言ってくる取引先などと付き合っていく必要があります。
そういった自分とは相容れないなと感じるような人に優しさを武器に接すると痛い目をみるかもしれません。
なぜなら仕事においてはずる賢い人間や悪い人間も多いですし、
そういった人間と関わらないようにする選択肢もない場合が多いからです。
騙されないためにも人を信じるときは慎重に
みなさんは人を信用できますか？
信用できないと人間関係を構築できないと思いませんか？
同じ会社にいる人間たちと信頼関係を構築できると思いますか？
まず仕事においては人を信じることには慎重になるべきでしょう。
そして人を信用しないほうが案外仕事はうまくいくかもしれません。
なぜなら裏切られるという経験を極小にすることができるからです。
会社や仕事に関わる人間たちは簡単には使用してはいけないと考えておいたほうがいいでしょう。
みんなと仲良くはできないことを理解する
最後にお伝えしたいことは、その組織にあるすべての人たちとは仲良くはなれないということです。
優しく接するあなたをうまく利用しようと思う人間もいるかもしれません。
表向きだけ仲良く付き合っているだけで本心は誰にもわかりません。
会社にいる同僚や上司、先輩は仕事を一緒にするだけであって、
プライベートでも友達と言えるような関係を築きたいと思っている人も今は少ないといえます。
なぜなら現代では「ワークライフバランス」をとても重要視しているからです。
仕事とプライベートをしっかりと分けるという人が増えているのが現状でしょう。
そんな仕事だけの関係性の人たちと本当に仲良くできると思いますか？
優しさを持ち、人を信頼することよりも、
優しさを捨てて、合理的に人と関わることがサラリーマンとして最も必要といえるでしょう。
サラリーマンで優しさは捨てたほうが生きやすいかも？でも人としての優しさは忘れないように
いかがでしたか？サラリーマンなんてもう辞めたいと思いましたか？
サラリーマンは仲のいい集団にはなれません。仕事で成果を出すために集められた集団なのです。
信頼できる仲間を作るために毎日会社に通っているのではないのです。
会社で人に優しく接しても、人間性は評価されても、サラリーマンとしての評価は上がりません。
逆に狙い撃ちにされ、思ってもみないキャラに仕立て上げられるかもしれません。
サラリーマンにとって優しさは必要ないのです。