みなさんは「中田翔システム」という言葉を聞いたことはありますか?
今回は現在巨人に所属している中田翔選手の無期限謹慎処分と移籍において呼ばれている
「中田翔システム」について紹介していきます。
「中田翔システム」とは何か?
では「中田翔システム」について紹介します。
中田翔システムとは、
「後輩への暴行を行ったということで、日本ハムから無期限の謹慎処分を受けていたが、巨人に移籍することですぐに試合出れる」
というシステムのことをいいます。
では詳しくみていきましょう。
問題児は新天地へ行くことで一件落着
今回の中田翔システムは「問題児を新天地に送り込むことで一件落着」ということです。
日本ハムでは無期限の謹慎処分のため、当分の間試合に出ることはできないでしょう。
しかし違うチームに行けば、謹慎処分ではなくなるので、すぐに試合に出られるということです。
このシステムの利点は、日本ハム側は「問題児の対処が必要なくなる」ということでしょう。
巨人側としては、「優秀な選手を獲得できた」ということです。
そして中田翔選手自身はチームを変えることで、問題行動はチャラになり、試合に出れるという利点があるでしょう。
問題児は違う環境に飛ばすことで、問題自体をチャラにしてしまうことが「中田翔システム」といえます。
「中田翔システム」への避難が殺到している
「中田翔システム」がこれだけ話題になっている理由は、中田翔システムへの批判が殺到しているからです。
批判の理由としては、
「問題に対して反省や向き合いもなく、移籍することで問題をもみ消しているから」ということです。
世の中の常識は問題に対して真摯に反省し、問題と向き合うことが大切ということです。
しかし中田翔選手は巨人に移籍し、移籍直後から試合に出場しています。
また一般人からすると、「あまりにも特別待遇すぎないか?」という批判もあります。
中田翔選手が犯した暴行事件をもし会社員がしたとすると、
停職や減給、最悪の場合は懲戒免職になるかもしれません。
しかし中田翔選手はその問題を移籍することでもみ消したという捉え方をされてしまっているのです。
「中田翔システム」は野球選手に限らず、企業でも行われている
避難の中に「中田翔システムは特別待遇だ」というものがありますが、一般企業においてもこの「中田翔システム」が使われることがあります。
企業においての「中田翔システム」がどうような場面で使われるのかを紹介します。
問題を起こした社員は子会社へ転籍
まず1つ目の事例は「問題を起こした社員を子会社へ転籍」させることです。
実際の中田翔選手とまったく同じことを企業でも行っているのです。
そんなことあるのか?と思う人もいるかもしれませんが、企業ではよく行われている行為です。
一般社員の耳にはなぜある社員が転籍するのかが届かないだけで実際はよく行われています。
最近では企業へのコンプライアンス違反への注目度が上がっています。
社員の問題行動は簡単にメディアに広がり、SNSに広がってしまいます。
小さな問題が会社の信頼を大きく失墜させてしまう可能性があるのです。
そのため問題に対して真摯に対応することよりも問題社員を違う環境に異動させてしまうことが手っ取り早いのです。
問題を表沙汰に出さないで済む
企業で「中田翔システム」を使うことは「問題を表に出させないため」ということもあります。
会社における問題は会社から外へ情報が洩れない限り問題が広まることはあり得ません。
しかしSNS時代とも呼ばれる世の中においてどこから情報が洩れるかもわかりません。
問題が起きた瞬間にその問題に対処しなければなりません。なぜなら表沙汰にしたくないからです。
問題を起こした本人に転籍を命じて、問題に対しては追及しないことをいえば、本人も救うことができます。
企業における「中田翔システム」は問題を最も早く処理し、表に出さない方法といえるでしょう。
「中田翔システム」は優秀な人にしか使えない
一般人の自分にも「中田翔システム」を使ってもらえるかもしれないと思っているあなたは危険です。
なぜなら中田翔システムは「優秀な人にしか使えない、使わない」からです。
問題を起こすような社員ははっきり言って会社すればいらない存在です。
即刻クビをキレるのであればキリたいのが事実でしょう。
法律のことも簡単にクビにはならなくとも、
お払い箱のような部署に異動だったり、減給などの懲戒を受けることが確実でしょう。
しかしもし問題を起こした社員が優秀であった場合どうしますか?
今回の中田翔選手も優秀ではない選手であれば、移籍先も決まらない、もしかすると即刻クビになっていたかもしれません。
クビにならなかったのには、やはり過去の功績や選手としての能力があったからでしょう。
これは会社員であっても同じです。優秀ではない社員より優秀な社員を大事にします。
あなたは優秀ですか?
優秀ではないのならなるべく問題は起こさず、静かに会社で仕事をしていたほうがいいでしょう。
「中田翔システム」は批判されているが、昔からの慣習である
いかがでしたか?「中田翔システム」は昔から日本に企業や組織においてある慣習と言えるようです。
「中田翔システム」を批判するだけではなく、
自分にもシステムを発動してもらえるくらい優秀な人材になる努力をしたほうがいいのではないでしょうか?