最近ではテレワーク、在宅勤務を導入する企業が増えています。
その中でコミュニケーションが希薄になった。部下の心情が見えないなどコミュニケーションの問題が浮き彫りとなってきました。
今回はテレワークや在宅勤務における仕事中の雑談の必要性について紹介していきます。
仕事中に雑談が必要と言われる理由
一般的に仕事中に雑談は必要なのでしょうか?
まずは雑談が必要だといわれる理由について紹介していきます。
人間関係の構築
雑談の必要性で一番最初に出てくるものは「人間関係の構築」でしょう。
簡単にいえば、雑談をすることによって相手の人間性がわかり、
人間関係が構築され、仕事が円滑に進むであろうということです。
私も会社に毎日出勤していた時代は雑談をよくして、いろんな部署の人たちと交流をしていました。
雑談で何の意味もない世間話をすることは仕事とは関係と思われがちですが、
そういった交流を大事にする人も少なからずいます。
そういった人たちと人間関係を構築するためには雑談はとても有効的であるといえるでしょう。
情報収集
2つ目は「情報収集」ということです。
例えば会社のゴシップネタや上でしか話されないことを雑談から情報を手に入れるということです。
意外と重要と感じていない人も多いかもしれませんが、
会社員と働く上で会社や社員の情報はとても大切です。
なぜなら自分に降りかかってくるかもしれない問題を把握したり、
自分を事前に守る行動を取ることができるからです。
今の時代真面目に仕事をしていれば会社に残れるという状況ではありません。
なるべく会社にしがみつきたいと思っているのなら、人間関係の構築と情報収集を怠らず、
自分の身の振り方を日々考えるほうがいいでしょう。
協調性や社会性のアピール
最後は「協調性や社会性のアピール」になるということです。
誰とでも気軽に雑談できる人もいれば、気心知れた人間としか会話ができない人もいるでしょう。
いい悪いは特にありませんが、客観的に見て、
誰とでも会話ができる人間はコミュニケーション能力が高いように感じませんか?
雑談の内容なんてどうでもよく、
遠くからメンバーの一人が違う部署の部長とかと会話しているとなぜ会話できるのか?
どうやって関係性を構築したのかと感じませんか?
こういった場面を上司に見せつけることで誰とでも会話でき、協調性や社会性があるよというアピールが雑談をすることによってできるのです。
雑談って本当に必要なのか?
ここまで雑談は必要だという理由について紹介してきました。
しかし雑談なんて仕事に関係ない話がほとんどでなくていいだろうと思う人もいるでしょう。
ここからは雑談が本当に必要なのか考えていくことにします。
テレワークで雑談が減っている
まず「テレワークで雑談が減っている」という事実があることを理解しましょう。
どういうことかというと本当に必要なことであれば、働き方や働く場所が変わったとしても普遍だろうということです。
テレワークになってコミュニケーションが仕事に必要なものだけになったというのは至極当たり前でしょう。
しかしコミュニケーションは会話だけではありません。メールやチャットでやり取りすることもコミュニケーションです。
今の若者は雑談ベースで会話することはチャットで済ましているのではないでしょうか?
逆にチャットやメールがコミュニケーションと捉えられていない世代が雑談を必要としているかもしれません。
この論理でいくと、雑談をする手段が会話からチャットなどに変わっただけであるといえるでしょう。
ということは雑談自体は会話でなくても成立することであり、それができない人が嘆いているだけといえるでしょう。
仕事の成果に全てつながるわけではない
2つ目は「仕事の成果に全てつながるわけではない」ということです。
雑談に話す内容は話す相手によって変わるかもしれませんが、
ほとんどが仕事とは関係のない話が多いのではないでしょうか?
その仕事や業務と関係のない話が、仕事や業務につながる可能性はどのぐらいの確立でしょうか?
雑談の内容が仕事と関係なければほとんど仕事の成果には関係なくつばがることはないでしょう。
しかし雑談をすることでリフレッシュすることができ、結果として生産性が向上するかもしれません。
こういった効果があるとしても雑談を業務中に正義として行ったとしても、
成果につながらないのでは?と思うことは普通ではないでしょうか?
雑談力はそこまで仕事に必要ない
巷では雑談力が必要だといわれることが多くあります。
結論からいうと「雑談力はそこまで必要ない」と考えています。
理由としては雑談力が仕事をする上で必須の能力ではないからです。
雑談力がないからクビとか異動した人って聞いたことがありますか?
多分そんな人はいないでしょう。それは雑談力はあったらいいよねぐらいの能力であり、
雑談力がないのなら他のスキルを鍛えれば、十分であるからです。
雑談力ががうまくいかないという考えは幻想です。逆に言えば雑談力がないから降格したり、
評価が下がることはないでしょう。
雑談力が必要ないのであれば、そもそも仕事において雑談の時間が必要ないのではないかということになります。
雑談はあってもいいけど、そこまで必要ないのでは?
いかがでしたか?だいたい雑談を重要視しているのは役職者や年上の人でしょう。
それは今までの仕事の仕方から抜け出せていないのです。雑談が自分にとっての息抜きであったのでしょう。
雑談にはメリットもあります。しかし必ず必要なものではないでしょう。必要と感じる人がすればいいだけです。
また雑談力に悩んでいる人はその悩みはあまり意味のないことだと理解すべきでしょう。
雑談が上手にできるようになれば仕事がよりできるようになる保証はありません。
雑談力よりも他の必要なことを習得したり、伸ばすことを考えるほうが自分のためになるでしょう。