心理

「この職場に私は必要」という間違った思考について

なぜ「この職場に私は必要」と思ってしまうのか?

あなたは今の会社に必要な人材だと感じますか?

もし感じているのなら、きっとそれは間違っています。

今回はなぜ「職場に自分が必要と感じてしまうのか?」

そして「会社にとってあなたの代わりはいくらでもいる理由」について紹介します。

まずはなぜ職場に自分が必要と感じるのかです。

会社に居場所を感じていないから

会社に自分が必要と感じる人の中には「会社に居場所を感じていない人」が多いのです。

そのため自分のために自分に言い聞かしているのです。

自分は会社に必要な人なんだと

成果がよくなかったり、人間関係がうまくいかないことで、

会社に自分の居場所を感じられないこともあるでしょう。

居場所がなくてもいいやと割り切れる人はいいでしょう。

しかし今の会社になんとかしがみつくことしかできないと思っている人はどうでしょうか?

なんとか今の会社で自分の居場所を確保したいと思いませんか?

会社にいるいわゆるお局はこのタイプが多かったりします。

歳を取っているのが自分だけで居場所がないと感じるために

お局としての地位を確立して自分の居場所を確保しているのです。

他人を見下すような性格だから

2つ目は「他人を見下すような性格」ということです。

あの人よりも自分のほうが会社に必要」と思うのです。

誰かと比べることによって自分の価値を高めたいのでしょう。

会社の評価は相対評価であり、他人との比較であなたは評価されます。

そのため評価がいいことは、他人よりも自分が優秀、自分のほうが価値があると感じてしまうのです。

他人を見下すようなことも社会人になるまではなかったかもしれません。

人と自分が評価され続けることで人を見下すことが増えてしまうでしょう。

人よりも自分のほうがと考えることで、

会社での自分の価値を高めようと思い、人を見下し、会社に必要な人材と思い込もうとするのです。

個人は尊重されるべきと思っているから

最後の理由は「個人は尊重されるべきと思う」ということです。

日本人は給与をもらう立場である従業員はどうしても弱い立場というイメージが強くはないでしょうか?

労働組合があっても特に何かをしてくれるわけでもない。

働き方改革においても残業規制したといっても抜け穴ばかり。

社会人になると「給与をもらっているのだからちゃんと働きなさい」と言われたことのある人も多いでしょう。

お金をもらっているのだから、仕事が人生において1番大切なことだと。

しかし従業員である我々も人間です。必要とされたい欲求はあります。

どんだけ弱い立場でも自分は必要とされていたいのです。

個人の権利を認めるべきだと考える人は自分は会社になくてはならない存在と考えて、会社は自分を守るべきと考えます。

会社のために尽くす自分がいるのだから、会社は自分のことを守るべき。

この思考の理由が「個人の尊重」であると私は考えます。

会社は社長も変わる。あなたの代わりはいくらでもいる

あなたは会社に必要な人間でしょうか?

この質もを受けてあなたはなんで答えますか?

私ははっきりと言えます。

代わりなんていくらでもきく、必要のない人間だろう」と。

会社のトップである社長も代ります。

組織の中にいるあなたが本当に代わりの効かない人間と思いますか?

誰でも代わりがいることについて紹介していきます。

どんなに優秀な人でもいつかは誰かに代わるときがくる

優秀な人間は組織の中で代わりになる人はいないと感じるでしょう。

その人が退職した後にその組織の仕事が回らないということを経験したことはありますか?

たった1人の優秀な人だけで組織の仕事を回せていることはほとんどありません。

組織にいる優秀ではない人がいるからこそ優秀な人が優秀であり続けられるのです。

優秀な人がいなくなれば、組織の中で相対的に優秀な人ができあがるでしょう。

会社での仕事では優秀であろうとかわりなんていくらでもいるのです。

自分を苦しめているだけ

あなたがもし「この会社には自分が必要」と本気で思っているのなら、それはあなたを苦しめるだけの思考です。

きっとあなたは仕事に対してやりがいを感じているのかもしれません。

自分がいないとみんなが困ると思って休むこともままならないかもしれません。

であれば1週間といったような単位で休めるのなら休んでみましょう。

きっと仕事はあなたがいなくても何事もなく回ります。

そのこと自体があなたにとってはショックかもしれません。

「私は会社に必要な人間ではない?」と思ってしまうからです。

会社に自分の居場所を作りすぎると自分を苦しめるだけです。

自分の代わりなんていくらでもいるから、自分のやりたいように仕事をやるぐらいがいいでしょう。

辞めても仕事は何事もなく回り出す

最後は「あなたが会社をやめても仕事は何事もなく回り出す」ということです。

自分が会社になくてはならない存在と思っている人にとっては少しショックかもしれません。

なぜなら自分がいるからこそ仕事が回っていたと思っていたからです。

しかしそんなことは幻想にしかすぎません。

あなたがやめた後の穴は誰かが埋めることができます。

大手の企業でも社長が変わろうと成果を出せていることをよく理解してください。

天才的な創業者が退任した後でも会社は存続し、利益を上げ続けている会社は多いのです。

人1人という単位はあまりにもちっぽけなものです。

与えられる影響力は思っている以上に小さいのです。

だからこそ自分の代わりなんていくらでもいるかもしれないが、今の自分にできることを精一杯みんな努力しているのです。

自分が必要な人材だと驕るようなことはせず、謙虚に仕事をこなすぐらいの方が楽しいのではないでしょうか?

はっきりいえば、あなたがいなくても仕事は問題ないのです!!

いかがでしたか?

いい意味でも悪い意味でもなく、あなたは会社になくてはならない存在ではありません。

あなたがいなくともあなたの代わりはいくらでもいるのです。

それを理解することができれば、仕事への向き合い方が変わるでしょう。

また組織の同僚や部下、上司とのコミュニケーションも変わるでしょう。

そんなに気合を入れて仕事をする必要があるのか?

今一度考えてほしいなと思います。

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