あなたの部門は人が少ないと感じる時はありませんか?
なぜ人材不足と感じてしまうのでしょうか?
今回は上司がなぜ人材不足と感じてしまうのかについて紹介していきます。
人材が不足している原因を正しく捉えられているか?
まずは人材不足している原因を正しく捉えることについて紹介します。
あなたの部署の適正人数を言うことはできるか?
「あなたの部署の適正人数を言うことはできますか?」
または「現在の部署の業務量を適切に把握できていますか?」
適正な人員を算出するためには、現在の業務工数を正確に算出できなければなりません。
大体の人がなんとくなく人が足りない、
部下の残業時間が増えてきているから人が足りないといった原因を正しく捉えられていないことが多いです。
部下の能力を発揮させることができているのか?
続いての質問は「部下の能力を発揮させることができているかどうか」です。
工数を正しく算出できても適性な人数を把握できないのには部下の能力を発揮できていない、
または能力を把握できていないことにあります。
部下が多い組織ほど部下一人一人に向き合う時間はどうしても短くなってしまいます。
しかしながら部下の能力やコンディションをしっかりと把握していないと
組織としてどれだけの人材が必要なのかはいつまでたってもわかることはないでしょう。
組織のコンディションを正しく把握できているか?
続いては「組織のコンディションを正しく把握できているか」ということです。
よく会社で上司と部下が1on1をしている姿を見ますが、なんのためにしているのでしょうか?
業務進捗を知ることも重要かもしれませんが、最も大切なのはコンディションを知ることです。
部下には仕事以外にもプライベートがあります。
コンディションが落ちる要因はいろんなところにあります。
どれだけ工数や能力を把握できていても、部下個々のコンディションを常に把握しないと正しい人員を配置することはできないでしょう。
人はいつか辞めるから多めに取ろうは危険
最後に紹介するのはよく上司がやりがちな「なるべく人は余剰して採用しておこう」という考え方です。
これが経営にとってどれだけ危険かは理解できるでしょう。
しかし経営意識のない上司は平然とやってしまう行動なのです。
人が多ければ頑張ることを辞めるやつも出てくる
まず考えてほしいのは人が多くなればどうなるでしょうか?
「人が多ければ頑張ることを辞めてしまう人も出てくる」ということです。
どんなに人を多くしても全員が100%の能力を発揮するでしょうか?
よくいわれる「2-6-2の法則」です。
2割は意欲的に働き、6割は普通に働き、残りの2割は怠け者となる法則です。
この法則も会社組織にもいえることです。
そのため人をどれだけ採用してもこの割合を変えることはできません。
ということは人を増やしても、組織の生産性を上げる効果的な方法にはならないということです。
自分のマネジメントのキャパを知る
続いては「自分のマネジメントのキャパを知る」ということです。
あなたは何人の部下を最大でマネジメントできますか?
それを知っていますか?
人は増やしたはいいものの部下への時間は相対的に減らしてしまい、組織のコンディションを下げることになります。
あなた自身のマネジメント能力を把握することも適性な人員を配置するためには必要なことなのです。
無能な人を増やしても意味はない
最後にお伝えしたいことは「無能な人を増やしても意味はない」ということです。
どうしてかわからないが、仕事においては人が多ければたくさんの仕事ができると勘違いしている人が多いように思います。
多分そこには仕事はみんな一生懸命やるものという思い込みがあるのでしょう。
そもそも社会人の中にも仕事ができない人はいます。そんな人を増やしても意味があるのでしょうか?
採用をするときにも誰しも優秀な人が欲しいと思っているでしょう。
しかし採用をしっかりやらないとただ無能な人を増やしてしまうだけです。
無能な人を増やしても生産性は上がらず、ただコストだけがかかるだけです。
適正な人員を理解して有能な人を取れるようにしよう
いかがでしたか?人材が不足していると感じるのはあまりにも早計であることを理解できましたか?
そしてあなたのマネジメントがマネジメントではなかったことに気が付くでしょう。
しっかりと部下と向き合い、業務の内容、工数を把握することそれがマネジメントなのです。
そこまでして本当に人が足りないのであれば追加することを検討したほうがいいでしょう。