日本の企業には「働かないおじさん」が増えているようです。
増えているのではなく、テレワークによって可視化されてきたといえるでしょう。
今回は「働かないおじさん」と呼ばれないために特徴を理解し、しっかりと対策を紹介していきます。
テレワークの推進により「働かないおじさん」が可視化された
まずは「働かないおじさん」の特徴について紹介していきます。
ここで紹介する行動をしていると「働かないおじさん」と周囲に思われると考えていいでしょう。
会議には出席しているだけ
まずは「会議には出席しているだけ」ということです。
これは特にテレワークになってより顕著に見えてきた特徴といえるでしょう。
テレワークでWEBでの会議が中心になると対面とは違い、発言をしないと存在感を出すことができません。
「働かないおじさん」はその名の通り仕事をしないので、会議でも発言することはないのです。
今までは対面であれば会議室にいるだけで仕事をしている感を出すことが可能だったかもしれません。
しかしWEBでの会議が中心になると会議に参画しなければ「こいつ何も仕事してないな」と周囲は思ってしまいます。
いつも「退席中」
テレワークによって対面でコミュニケーションが取れないため、
Teamsなどのコミュニケーションアプリを活用する企業も増えているでしょう。
「働かないおじさん」はそういったテクノロジーに疎いことが多く、よくわかっていないことが多いでしょう。
若手であればPC操作しないとサボっていると思われるので、しっかりと対策をするでしょう。
しかし「働かないおじさん」はなんの対策をしません。ということはずっと「退席中」です。
部下はそういうところを見て、「やっぱりあいつは働いていないな」と確信を得るのです。
どんな仕事をしているのか部下もよくわかっていない
最後の特徴は「どんな仕事をしているのか部下もよくわかっていない」ということです。
「働かないおじさん」と思うのは周囲の人間です。
その周囲の人間が上司に対して
何の仕事をしているかわからない=仕事してないのでは?と思ってしまいます。
簡単にいえば、「あいつなんで忙しそうにしているかわからん」と思ってしまうのです。
「働かないおじさん」はほとんど何の仕事をしているかわからないことが多いです。
まあほとんど仕事をしていないからわからないともいえますが・・・。
「働かないおじさん」と呼ばれないために
では「働かないおじさん」と呼ばれないためにはどうすればいいのでしょうか?
かといって今更一生懸命仕事もできないのではないでしょうか?
ここでは上手に「働かないおじさん」と呼ばれないための対策を紹介します。
部下にも自分の業務内容を共有する
最初の対策は「部下にも自分の業務内容を共有する」ということです。
はっきりいえば、業務内容を誇張したり、若干嘘が混じっていてもいいでしょう。
というか仕事がないなら誇張や嘘が必要になるでしょう。
部下に「今こんなプロジェクトに入っていて、こういう課題があるんだ。」
ということを伝えるということです。
部下に仕事内容を伝えることで部下はあなたがどんな仕事をしているのか把握することができます。
把握できれば、「あの人一応仕事してるんだな」と感じてもらえるでしょう。
会議では積極的に参画する努力をする
2つ目は「会議では積極的に参画する努力をする」ということです。
「働かないおじさん」と呼ばれないためにはここだけは努力が必要といえるでしょう。
会議の場は一番あなたが仕事している感を簡単に表現することができます。
しかし注意すべきところは会議での発言です。
「部下を追い込むような発言」、「トンチンカンな発言」をすると
「働かないおじさん」というよりも「仕事のできないめんどくさい上司」というレッテルを貼られるかもしれません。
会議の事前準備、どういった話をしようとか、どういう切り返しが必要になるかは一定準備をしなければなりません。
とにかく忙しい感じを出しておく
最後は「とにかく忙しい感じを出しておく」ということです。
まずすべきところは「予定表を埋める」ということです。
でっち上げの資料作成の予定とかでもいいのです。自分は入らない会議を予定表のとりあえず入れるでもいいです。
予定表はあなたの忙しさを一番簡単に可視化できます。
予定表を埋めることができたら、次は部下の相談には乗るということです。
「忙しいが、部下のためなら時間を割く」というポーズをするということです。
そうすると部下は「忙しいそうだけど自分たちのために仕事をしてくれているな」と感じてくれます。
忙しいでも部下のための時間は惜しまないというしせいが「働かないおじさん」と呼ばせないために必要であるといえるでしょう。
仕事がなくてもあるように見せることも仕事の一つ
いかがでしたか?「働かないおじさん」と呼ばれる人は日本にたくさんいます。
でも上手に働かずに、「働かないおじさん」と呼ばれない人もいることも事実です。
あなたは「働かないおじさん」と呼ばれずに、上手に手を抜くための参考になればと思います。