働き方

なぜ日本の会社員は休めないのか?勇気と意識が関係してるかも?!

仕事を休むことを悪だと思う人々

みなさんはしっかりと休めていますか?

有休を使えていますか?

今回は「なぜ日本の会社員は休めないのか」について社会人経験8年の私なりに解説していきます。

まず私が思うことは「休むこと=悪」という考え方の人が会社員には非常に多いと感じています。

なぜ休むことを悪と感じてしまうのでしょうか?それらについて紹介、解説していきます。

周囲に迷惑がかかるから

ほとんどの人は会社を休む時に頭をよぎるのは「迷惑かけちゃうな」ということです。

あなたは会社の中で組織の一員として仕事をしています。悪い言い方をすれば歯車の一部です。

その歯車が急に1つ動かなくなれば、仕事を円滑には進まなくなると考えるのは普通でしょう。

仕事を休むことは人に迷惑のかかる行為だから休みにくいと感じる」のが1つ目の要因です。

ではなぜ人に迷惑のかかることを人はしたくないのでしょうか?

それは幼い頃からの教育に影響されているからです。よく考えてみてください。

親や先生から「人に迷惑をかけてはいけない」と散々言われませんでしたか?

幼い頃から学校で学ぶことはあなたの人生を豊かにしてくれるわけではなく、

会社員としてしっかりと働けるようにするために仕組まれていたともいえるでしょう。

今やらなければならない仕事があるから

あなたはしっかりと仕事の優先順位を付けられていますか?

質問を変えれば、明日でいい仕事を今日やるべきと考えていませんか?

なんでもかんでも仕事になった途端に「今日すべき」と考えていませんか?

なぜ日本の会社員が休めないのかの2つ目の理由は「今すべき仕事が多すぎる」ということです。

これは仕事に対する考え方の問題といってもいいでしょう。

キーワードは「納期」です。

「とにかく短い納期が美徳」、「お客様の言った納期に合わせるべき」なんて考えていませんか?

自分のキャパに合った納期設定ができない仕事の仕方をすることで、今すべき仕事を自分で増やしてしまっているのです。

今やらなければならないことが増えれば、1日仕事を休めば、

やるべきことができず、1つ目の要因の「人への迷惑」へとつながるのです。

会社全体として休みづらいから

最後はなんといっても、「会社全体で休みづらい空気を作り出している」ということです。

この原因を感じている感社員の人はとても多いのではないでしょうか?

なぜ休みづらい空気になってしまうのでしょうか?

これは組織の問題です。組織で仕事をしているために、休みづらい空気感が出てしまうのです。

例えばあなたの仕事はすべてあなたの責任で、あなた一人で仕事を進めて完結することができる場合、

それでもあなたは休みにくいと感じるでしょうか?

少しずつ仕事をする範囲を組織で重ねることで、自分が休むと同僚が困るという感覚を持つことになってしまうのです。

人に迷惑をかけてはいけないということが日本人にはとても大きい問題なので、仕事を休みにくいということになるのです。

仕事を休むことも仕事のうちであることを理解したほうがいい

日本人が仕事を休めない原因は理解できたでしょうか?

休めないと思う理由のほとんどは仕事を休んではいけない、人には迷惑をかけてはいけないという意識の問題です。

ここからは休むためには「勇気」が必要ということについて紹介します。

ただ勇気を持っても行動に移すことは難しいと思うので、なぜ休むべきかの根拠と私の考えも合わせてお伝えします。

休まず働けばコンディションが落ちるの明白

毎日定時で上がっている人間と毎日3時間の残業をしている人間どちらがコンディションよく仕事ができていると思いますか?

前者であることは明白でしょう。

人は休まなければ、いいコンディションで仕事をすることはできません

スポーツ選手でも試合に向けてコンディションを整えることをするでしょう。

オーバーワークをすることが常態化しているのは、会社員ぐらいではないでしょうか?

休むことも仕事のうちであると考えるべきです。逆に眠い状態で仕事をしてミスをされたほうが周囲は迷惑なのです。

自分の最高のパフォーマンスを出すためには休むという行為が絶対的に必要であることを認識することが必要でしょう。

あなたが休んでもなんの影響もない

あなたは会社において重要な人物だと思いますか?

もしくはあなたが会社を休むことで会社はどれほどの損害があると思いますか?

あなたが社長のような会社に損害を与えるような立場じゃない限り、

あなたが休んでも会社という存在にとってはなんら問題はないのです。

たしかに部署で考えるとあなたが休むことは影響があるかもしれません。

でも会社には何も迷惑のかかるような行動ではないのです。

悲しいかもしれませんが、私も含めて平社員は会社にとってはちっぽけな存在なのです。

組織のコンディションを上げるためにも休むことが重要

会社員は組織として、そしてチームとして仕事をこなすことがほとんどです。

そのため組織コンディションが重要ともいえます。管理職には個々のコンディションには目を向けるものの、

組織全体としてのコンディションがどうなっているのか?

組織にどういった空気感が流れているのか?

などを考えていないことも多いようです。

組織コンディションを簡単に上げる方法は、仕事の内容やモチベーションを上げることではありません。

組織に所属している人間が自分が休みたいときに休める環境を作ることです。

組織として休めない空気感を作り出すことはどんなにモチベーションの高い集団であっても高いパフォーマンス発揮は長続きしないでしょう。

休むということは組織にも寄与できるものであることを理解しましょう。

休むことは労働者の権利。必要なときに必要な休むを取るためにひとりひとり行動を変えていこう

いかがでしたか?有休を使用することは労働者の権利とは言われるものの好きなように使えないのが現実でしょう。

それゆえ休みたい時に休めない状況は自分にとっては大きなストレスとなってしまうのです。

まず休むためには休むことが必要である、休むことも仕事のうちであるという意識を変えることです。

頭で理解できたのなら勇気を持って行動しましょう。

誰もが誰かが行動してくれることを願っています。きっとあなたが先頭に立ったことは称賛されるでしょう。

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