心理

会社員の「当事者意識を持て」が自分を苦しめる第一歩である理由について

当事者意識を持つとはどういうことか?

会社員になると確実に言われることは「当事者意識を持ちなさい」です。

今回は当事者意識を持つということがどういうことなのか?

そして当事者意識を持つことは自分自身を苦しめることであることの理由について紹介します。

関係者となること

当事者意識を持つことはまず、「関係者となる」ということです。

関係者になるということは、当事者意識を持った事柄への自分自身が関係するということです。

簡単にいうと、当事者意識を持つと仕事においていろんなことに首を突っ込むということです。

会社でいわれる当事者意識を持つことはまず、どんな仕事であっても自分ごとで関係者であってほしいということなのです。

自分ならどうすべきかを考える必要がある

当事者意識を持つことの2つ目の意味は「自分ならどうすべきか考える必要がある」ということです。

簡単にいえば当事者意識を持ったこと全てに自分の意見を持つということです。

組織の中で自分の担当業務でないものに関しても当事者意識を持つと

自分ならどうするかを常日頃から考えなければなりません。

それが当事者意識を持つということなのです。

指示待ち人間では良しとしない

3つ目の意味は「指示待ち人間では良しとしない」ということです。

責任者という立場でなければ基本的には業務指示をもらったことをこなすことが仕事の中心です。

しかし当事者意識を持つと何事にも能動的に行動し、

指示を仰ぐのではなく、自分の意思を持って仕事をすることが求められます。

当事者意識は本当に必要なのか?

では当事者意識を持つことはサラリーマンとして本当に必要なことなのかについて考えていきましょう。

自分の仕事と思えば自ずと当事者意識は生まれる

当事者意識はそもそも意識しなければ持てないものなのでしょうか?

自分の仕事であると認識することができれば自ずと当事者意識は生まれるでしょう。

意識的に当事者意識を持つこと必要が出るときは確実に自分の仕事ではないときです。

上司から全てに対して当事者意識を持ってほしいと言われても

自分の仕事ではないときにはそもそも持つことが難しいと理解すべきでしょう。

自分の範疇を超えるものには必要ない

では上司にどんなことでも当事者意識を持って欲しいと言われた時にどうすればいいのでしょうか?

答えは「自分の範疇や仕事ではないものには当事者意識は必要ない」ということです。

なので自分の仕事以外には当事者意識は必要ないと理解すべきです。

その理由は次で説明します。

会社の一員であっても、会社という存在を意識する必要はない

自分の仕事以外に当事者意識が必要ない理由は「会社という存在を意識してはいけない」からです。

どういうことかというとあなたは確かに会社の一員です。

しかし会社という大きい存在まで意識して仕事をする必要はないからです。

あなたがもし将来社長になりたいのであれば別ですが、だいたいの人は生活のために仕事をしているだけでしょう。

であればなぜ会社のために行動や仕事をする必要があるのでしょうか?

自分の領域を超えたことをする必要があるでしょうか?

当事者意識を持つことは自分の仕事の範囲を超えることになります。

それは自分自身を苦しめる行為かもしれないことを理解しましょう。

当事者意識は持つ努力をするものではなく、生まれるもの

いかがでしたか?当事者意識を持つことは大切なことではあります。

しかし意識しないと持てない当事者意識は必要ありません。

なぜなら自分の仕事に対しての当事者意識は慈善と生まれてくるからです。

努力や意識しないと生まれない当事者意識はあなたにとって必要のないものかもしれません。

必要だといわれるから頑張って当事者意識を持つことは

自分自身を苦しめる第一歩かもしれないことを理解しましょう。

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