30代では既に「得意なこと」、「不得意なこと」は決まっている
会社員にとって30代は責任のある仕事を任されたり、後輩や部下の育成を任されたりと、
会社として中軸を担う人材となってきます。
それゆえ将来への不安がいつも押し寄せて来るのも事実でしょう。
その不安を払拭するために、今までできなかったこと、苦手な分野、不得意なことを克服しようとしていませんか?
今回は30代以降は「不得意なこと」を克服している時間はないということについてお伝えします。
まずは、30代では「得意なこと」と「不得意なこと」は決まっていることについて紹介します。
「あなたの得意なことはなんですか?」に答えられるか?
まず「あなたの得意なことはなんですか?」に答えることができるでしょうか?
小学生や中学生では答えられない、または自分の得意なことに自信が持てないこともあるでしょう。
30代でこの質問にどれだけの人が答えれるでしょうか?
自分の得意なことを自分自身でどれだけ把握しているでしょうか?
会社員として30代を迎えるとだいたい社会人として10年以上が経過していることになります。
にも関わらず、自分の得意なことを理解していないのであれば、それはあまりにも自分と向き合っていないといえるでしょう。
「資質」とは生まれつきの得意なこと、向いていることである
続いては「資質」というものについてお伝えします。
「資質」とは、生まれつきの得意なこと、向いていることをいいます。
みなさんにも生まれながらに得意なものはあるのではないでしょうか?
特に練習したわけでもないのに、足が速かったり、暗算が得意だったり、人を笑わせるのが得意だったりと
いろんな資質を持った人がいるでしょう。
みなさんはには必ずこの「資質」があるはずです。もしかすると未だにその資質に気づいていないかもしれません。
得意だなと感じることは資質が備わっているから得意なことであることを理解しましょう。
「不得意なこと」を克服した経験はあるか?
最後にお伝えしたいことは、みなさんは「不得意なこと」を克服した経験はありますか?
受験勉強を経験した人は想像しやすいかもしれません。
私は数学がとても苦手でした。しかし将来のことを考えて理系に進めべきと数学や物理を勉強していましたが、
まったくできるようになりませんでした。
結局浪人をして、文系に変更、そして数学のいらない大学への受験し、合格しました。
どんなに好きなものでも、不得意であれば人並になるためにはかなりの時間を要します。
また不得意なものであっても、資質を持っている人間と同じフィールドで戦わなければなりません。
もしみなさんの中に苦手や不得意なことを克服した経験があると思うのなら、
それは資質のある人間にも勝ち得るほど得意なものになったのか?をもう一度考えてみてください。
頑張って「不得意」を克服しても、向いている人にはかなわない
ここからは30代以降、不得意を克服している暇はないことについてお伝えします。
なぜ不得意を克服している暇はないのか?
成長のために不得意を克服すべきではないか?
色んな意見があると思いますが、不得意なことをいくらがんばっても向いている人間にはかなわないのです。
30代で「不得意なこと」を克服したところで成長度は低い
1つ目にお伝えしたいことは「30代で不得意なことを克服したところで成長度は低い」ということです。
簡単な例でいえば、
幼稚園からサッカー選手と目指すのと、30歳からサッカー選手を目指すのではどちらが実現可能性が高いでしょうか?
会社員をしていると何歳になっても成長できると勘違いしている人がいます。
会社員であっても年を追うごとに自分のできることは少なるなるし、成長の度合いも低くなります。
まして不得意なことを克服すること自体が困難であり、克服したと思っても、周囲より劣っていることのほうが多いでしょう。
30代では得意と不得意がある程度明確になっていなければなりません。
その理由は不得意を克服して自分の成長に寄与する部分が少ないからです。
得意なことで成果を出すほうが、効率がいい
2つ目は「得意なことで成果を出すほうが、効率がいい」ということです。
きっと上司から「あなたはここが弱いから今期はそれを克服してほしい」と。
上司にもしこのようなことを言われたら、はっきりいいます。無視しましょう。
会社や上司はあなたが苦手を克服することを期待しているわけではありません。
会社や上司は結果をあなたに求めているのです。
結果を出すためには、不得意なことを克服して出すよりも、得意なことのほうが効率よく結果が出るでしょう。
なぜなら得意なことをやることは自分にストレスがかからないからです。
特に30代は結果を求められる年代です。人よりも結果を出すためには得意なことで効率よく出すことが重要でしょう。
自分の資質を理解して、資質に合う仕事をすべし
最後のお伝えしたいことは、「自分の資質を理解して、資質に合う仕事をすべし」ということです。
今の仕事が自分に合っているといえますか?または自分のしたいことと得意なことがアンマッチになってませんか?
とにもかくにも30代は自分の資質を早く理解するようにしましょう。
自分の資質を理解できたら、その資質を活用できる仕事を選ぶことは大切です。
仕事を選ぶことは仕事自体を変えるということだけではありません。
仕事の仕方や働き方を自分の資質に合った方法に変えればいいのです。
今の仕事がどうも自分の資質に合ってないと思っている人もいるでしょう。
しかし転職はリスクでできないのであれば、仕事の仕方と働き方を変えるように意識しましょう。
成果を求められる30代では得意なこと、向いていることで勝負しましょう!!
いかがでしたか?結果や成長をより求められる30代は得意なことや向いていることにフォーカスする意識を持ちましょう。
そして不得意なものではなく、得意なことをとがらせて、得意なことで勝負するようにしましょう。
与えられる時間は平等です。その時間は不得意なことの克服に使うのか、得意なことで効率よく結果を出すことに
使うのかは自分次第です。