自分だけ忙しいと思っている人の特徴
「自分だけが忙しい」そんあなことを感じたことはありませんか?
今回は自分だけが忙しいと感じてしまう人の特徴とその感覚は間違いだよってことについて紹介していきます。
「本当に自分だけが忙しいのに、間違っているとかありえない」と思う人もいるでしょう。
しかし会社員としての経験から「自分だけ忙しい」と思うことはほとんど間違いだといえる理由を紹介します。
自分がいないと会社や仕事が回らないと思っている
自分だけが忙しいと感じる人の特徴の1つ目は「自分がいないと会社や仕事が回らないと思っている」ということです。
みなさんの周りにもいませんか?自分がとても必要な人材だと勘違いしている人っていませんか?
まずはっきりいいますが、「あなたの代わりはいくらでもいる」ということです。
たしかにすぐにあなたがいなくなると人員が不足したり、
ナレッジを持っている人はいなくなることは会社としてデメリットかもしれません。
しかしあなたがいなくなったとしても、会社や仕事は回すことができます。
私も過去にいた人で、とても優秀で人の倍以上の成果を出す人が会社を辞めてしまいました。
辞めた1年後にはその人がいたときよりも部署としての成果はよくなっていました。
一人の社員ごときでいないと困るような人材はまずいないということです。
しかしながら自分だけ忙しいと感じる人は自分は会社になくてはならない人材と感じていることが多いようです。
この思考を持っているとどうしても仕事が自分に集中しているように感じてしまい、
自分だけ忙しいという感覚になってしまうようです。
他人よりも優秀だと思っている
2つ目の特徴は「他人よりも優秀だと思っている」ということです。
他の人よりも優秀だからこそ、自分が仕事をやるしかないと思っているということです。
「部下に任せるせるよりも、自分でこなしたほうが早い」という人はまさにこの特徴を持っているといえるでしょう。
他人よりもいい仕事ができると感じていることをモチベーションに仕事をしているといってもいいでしょう。
この特徴の人は確かに部署の中では優秀かもしれません。
しかし仕事は一人では完結できないことが多いことや、
チームでやったほうが楽に成果が出ることもあることを理解できていないことがほとんどです。
一匹狼でなんとか全部自分でやろうとすることで忙しくなってしまっているといえるでしょう。
いつも不遇な立場だと思っている
最後の特徴は、「いつも不遇な立場だと思っている」ということです。
自分を優秀だとも思わないし、会社に必要不可欠な人材とも思わない。
でも自分ばかり忙しいように感じる人はまさにこの特徴です。
いつも自分だけ弱い立場にいることや不遇な立場にいることを嘆いているということです。
会社での仕事にやりがいを感じていたり、好きで仕事をしているのならば、
どんなに不遇な立場であっても、がんばろうと思うでしょう。
しかしほとんどの人は生活のためにお金を得る手段として会社で働いています。
平たくいえば、「嫌々働ている」という状態です。
そんな状態で働いてると、どうしても隣の芝生のほうが青いような気がしてしまうのです。
そしてだんだんと自分だけなぜこんなにも不遇な立場なのかと思ってしまうのです。
その不遇な立場である代表例は「自分だけ忙しい」ということなのです。
自分だけ忙しいのは幻想である理由について
ではここからは「自分だけ忙しいのは幻想」ということの理由について紹介します。
日本には労働契約書に自分の仕事内容が明確に記載されたものを書面で取り交わす習慣も法律もありません。
そのため自分の仕事を明確に定義できない人も多いでしょう。
そのため指示のある仕事はすべてこなさなければならない状況になると確かに忙しくなる可能性はあります。
現にこういった状況において日本の残業時間は世界から見ても長いことは事実なのです。
しかしながら自分だけ忙しいということはまずありえません。忙しい会社はみんなが忙しいことが普通だからです。
ではなぜ自分だけ忙しいというのは幻想なのかについて紹介していきます。
単純に仕事が遅いだけ
1つ目の理由は「単純に仕事が遅いだけ」ということです。
自分だけ忙しいと感じている人のほとんどは自分の仕事が遅いことに気が付いていません。
もしあなたの仕事が早ければ、忙しいと感じるでしょうか?
「自分だけが忙しい、みんなは暇そうにしているのに、自分だけたくさんの仕事を抱えている」
本当に他の人は仕事量とあなたの仕事量に不公平な状況になっているか可視化できていますか?
きっとそれはあなたの感覚でしかないはずです。
与えられた仕事に対する処理のキャパシティを超えてしまっているから忙しいと感じるはずです。
自分のキャパシティを理解できていない点では無能としかいえません。そしてその仕事を処理能力も欠如している可能性があります。
きっとあなたが優秀であれば、忙しいとは感じない可能性が残されている時点で、
自分だけが忙しい、自分だけに仕事が集中しているの幻想でしかないでしょう。
余計な仕事を追加している
2つ目は「余計な仕事を追加している」ということです。
会社員の中には指示以上の付加価値をつけることが仕事と思っている人もいるでしょう。
気を使ったり、先に想像して先に動く、「忖度」というものが重要だと思っている人が多いでしょう。
仕事は求められた成果を出せばいいのです。
しかし自分だけ忙しいと思う人には、指示以上に余計な仕事をしていませんか?
求められていないことを勝手に追加して仕事を自分で増やしていませんか?
自分で余計な仕事を増やして、忙しくしているのは自分かもしれないということです。
仕事を頼みやすいただのパシリ
最後の理由は「仕事の頼みやすいただのパシリ」ということです。
感覚的にはこの理由で自分だけ忙しくなっている人が多いように思います。
そして私は新しい組織や会社に所属したときには
「仕事をなんでもやってくれる人」を探します。
なぜなら人の仕事もやってくれるからです。
自分の仕事を楽にしてくれる、しかも無料で。そんな人間はとても利用価値が高いのです。
自分のところだけに仕事が集まってしまう理由は
あなたが組織の中でパシリのような存在になってしまっているからです。
人からの頼みを断れない性格によって、仕事を忙しくしているだけなのです。
ということは仕事を断れば忙しい状況は変えられます。
自分自身で変えられるのであれば、あなただけ忙しい状況は幻想なのです。
自分だけ忙しいと思っているなら、今すぐ辞めないとかわいそうな人になるかも!?
いかがでしたか?自分だけが忙しいという感覚は間違いです。
というか変えることができるはずです。
自分で変えられるはずなのに行動しないのは自分のせいです。
この真理に気がつけばきっと変えられるはずです。